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黄帝内経

2017.04.12

東京都目黒区都立大学駅から徒歩2分にある

鍼灸院Lucidusの院長山内です。

 

東洋医学には基本となる古典(医学書)がいくつかあるのですが、代表的なものに「黄帝内経(こうていだいけい)」というのがあります。

いくつか説があるのですが、今までの説を踏襲すると、黄帝内経は「素問・霊枢」の二編からなるといわれています。

『素問』の内容は医学にかぎらず、易学、天候学、星座学、気学、薬学、運命学と広くさまざまな分野に及び、医学書というより科学書かもしれません。

『霊枢』は鍼灸の経穴であったりなど、実践的、技術的なことが書かれています。

 

昔の黄帝内経は失われていますが、今に伝わる黄帝内経は、唐の時代の王冰(オウヒョウ)が編纂したものです。

 

 

ただし、前々回のブログに東大での勉強会を書きましたが、そこではこの説が「違う」という茨城大学の教授が仰っていました。

確かに以前から、素問は色々な本を混ぜたり、前後の章を動かしているとは言われていました。

また文章校正は、素問は黄帝(王様)が岐伯・雷公(共に医師)に問いて、彼らが答えるという問答形式です。霊枢は全然違います。

 

 

その教授の先生は、「黄帝内経十八巻」だから、素問が「九巻」、霊枢が「九巻」で、9+9=18で、ちょうどいいから黄帝内経は素問と霊枢から来ている。と唐の時代の王冰(オウヒョウ)が勝手に解釈したのだろうと仰っていました。

なので、根拠は全くないとのこと。

また、霊枢に関しては扁鵲という(伝説的なスーパー)鍼医師の書物だろう。ということです。

 

 

さらに現在、中国でも 黄帝内経=素問+霊枢、という扱いはしなくなってきているそうです。

この公式が完全に出来上がったのが、1160年代ごろに定着したそうなので、今まで約1000年間色々な方々が騙されてきたのかもしれません(;^_^A

 

 

かといって、じゃあ、黄帝内経とはなんだ?と言われても答えがないのが事実でもあります。

その解答は歴史学者じゃないと分からないかもしれません。

 

 

時代によって歴史が変わる。

それが見れるときに生きているのが凄いですね。

 

 

でも、まあ今の黄帝内経素問・霊枢にしても凄い本であることには変わりません。

 

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

お問い合わせは、こちらから遠慮なくご連絡ください。

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目黒区 都立大学駅 徒歩2分 東洋医学の鍼灸治療院

鍼灸院 Lucidus ‐ルーシダス‐

※完全予約制

院長  山内 清敬

・はり師・きゅう師(国家資格)

・臨床鍼灸学 修士号

・全日本鍼灸学会 認定鍼灸師

・元アメリカ豪華客船 乗船鍼灸師

千葉大学 医学部附属病院 和漢診療科 臨床鍼灸師

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