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8月の花 から 東洋医学の食事の歴史

2017.08.07

こんにちは

 

目黒区都立大学駅から徒歩2分にある鍼灸院Lucidus[ルーシダス]です。

 

最近はとても暑い夏ですね。夏らしい夏、いやそれ以上の夏かもしれません。

昨日も高温注意報が出ていました。

実は私はまだスマホではなく携帯でして、PCだけだと不便になってきたので、昨日はスマホに変えた場合のことを各社の携帯ショップに聞きに行ってました。

いやー暑かったです!!近所の数店舗しか聞いてないのに、汗まみれになりました(;^_^A

 

でも、そういう所でも人って、おもしろいですよね。

熱心に説明してくれる方や、丁寧に説明してくれる方など、色々感じることがありました。

 

私も来てくださる・受診してくださる方々に感謝を込めながら、その方々の症状を少しでも早く良くなるお手伝いをしていこうと改めて思いました。

 

H29年8月の花 鍼灸院Lucidus[ルーシダス]

H29年8月の花 鍼灸院Lucidus[ルーシダス]

 

さて私の近況はどうでもよくて、話は変わりますが、

こういう暑い日が続くと、最近は冷蔵庫があるので大丈夫かもしれませんが、食べ物が傷み易くなります。

逆に冷蔵庫を過信しすぎて、ずーっと入れっぱなしになったりしていませんか?

傷んだ食べ物は勿論お身体を壊します。

 

そうです。生活の基本は、食事・睡眠・運動・適度なストレスです。

 

運動に関しては、足りてない方には当院でも口すっぱくお伝えしています。

ただ、最近は食事を適当にしている方が目立つので、そんな不養生のあなたにお伝えしようと思います。

 

当院の問診時に必ず食事・飲食のことを聞くのも、病の診断には必要なことだからです。

また薬と食べ物との協力関係が治療するうえで大原則であることを東洋医学の基本文献である黄帝内経素問には書かれています。

なので、お身体に合った食事をするのとそうでないとでは、治療効果が変わってきますし、日々の生活でも全然違います)

 

東洋医学がどれだけ食事を大切にしているか簡単に歴史を紐解いてみようと思います。

これは中国での歴史になります。

(日本の歴史も記載しようとしましたが、長くなってしまったので、また別記事で記載します。)

 

 

〇東洋医学の食事の歴史

 

・紀元前400年ごろ

中国では春秋戦国時代、国同士が争うことで混乱していましたが、社会発展の原動力となり、あらゆる分野で一大進歩をもたらします。医学(自然科学)の発展もその一つで、食医、疾医、瘍医、獣医の制度がありました。

「食医」は飲食栄養面や衛生面を伺っていたそうです。現代の栄養士のルーツでしょうか。

ちなみに疾医は内科の医師、瘍医は外科の医師を示しています。

 

・紀元前200年ごろ(前漢時代)

黄帝内経(素問・霊枢)」が完成されたと言われています。これは他の記事で既出なので省略します。

 

・25年~200年ごろ(後漢時代)

神農本草経」が完成。これは中国最古の薬食書物です。

神農帝(皇帝と並ぶ偉大な伝説の帝王)は薬物と農耕の帝王で、身体には木の葉の衣をまとい、首から上は牛のような顔で、毎日あらゆる草をなめて、人体への効能を確かめていたそうです。(偉人はさぞ凄い出で立ちだったのでしょうね。)

「神農、百草をなめて医薬あり」という有名な言葉が残っています。

現代に通じる生薬も沢山記録されています。

実は東京文京区の湯島聖堂には神農廟があり祀られています。毎年11月23日は神農祭が行われているそうです。(今年行こうかな!?と思ったが木曜日でしたorz・・・)

大阪でも11月23日(一部11月22日と連日)に薬祖祭、神農祭をしている神社が堺市と中央区にあるそうです。

 

 

・600年~900年ごろ(唐の時代)

食事が一つの専門の学問となりました。(日本では飛鳥・奈良・平安時代の頃でしょうか)

それが孫思邈の「千金要方」です。その中に「食治」篇があります。

(食事・そして東洋医学に興味のある方は、読んでみるのもいいかもしれません。この書は、最も古い食事療法書でもあります。)

その「千金要方」の中に、「医師たるもの、病の原因を明らかにし、その侵すところを知って、先(ま)ず食を以てこれを治し、もしそれで治らない時に、初めて薬物を用いる」とあります。

まずは食事で良くする。それでも治らなければ薬物を用いる。基本ですよね。

それくらい日々の食事は薬にもなるので、大切です。

 

 

・1596年(明の時代)

不朽の名著「本草綱目」李時珍が著します。

(ちなみにこの本は世界記録遺産に登録されているそうです。このことは今日初めて知りました(;^_^A)

これは今までの食事・薬草など更に細かく編集し、水の項目が入ってきています。しかもその水を最初の項にしています。

「水は万物の源、土は万物の母」と示しています。

1607年林羅山が長崎で手に入れ、徳川家康に献上したことで、家康が本草研究を始めるきっかけになったようです。

 

 

これは中国の歴史なので、日本での食事の歴史などもお伝えしようと思ったのですが、すでに長文になってしまったので、このあたりで終えようと思います。

またいつか気が向いたときに記載します。

 

食事は健康の基本です。また悪くなっても正しい食事を摂ることで健康を保つことができる力が食事にはあります。

 

食事・睡眠・運動・そして適度なストレスで日々の健康を保ち、

そしてお身体が不調に陥ったら、鍼灸と漢方で大きな病になる前に治す。これが基本だと思っています。

 

もし読んでいるあなたもお身体の不調を感じたら、遠慮なくご相談ください。

 

 

 

 

参考文献

中医営養学 山崎郁子 第一出版社

神農:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%BE%B2

本草綱目:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E8%8D%89%E7%B6%B1%E7%9B%AE