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鍼灸院ルーシダスのブログでは、定期的にお身体に関する情報を、
院長の知識や経験を織り交ぜながらご紹介します。

  • 建国記念日 開いています。 2月13日(水) NHK ためしてガッテン

    こんにちは。目黒区の都立大学駅から徒歩2分にある鍼灸院Lucidusの山内です。

     

    本日は建国記念日ですね。

     

    当院は開いておりますので、遠慮なくご連絡・ご相談ください。

     

     

    さて、最近は寒い日や暖かい日が繰り返しています。

     

    そのようなときは、自律神経や体調が崩れやすいので、もしお身体で何か気になる事がありましたら、お早めに対処することをお勧めします。

     

    当院では、難病や難治性疾患の方から、一般的な腰痛・肩こりなど幅広い方々にご利用いただいております。

     

    大変多くの方が効果を実感していただいており、「こんなに楽になるなら、もっと早くから来ればよかった。」と仰っていますので、もし気になる事がありましたら、手遅れになる前にご相談ください。

     

    症状によっては健康保険も扱っておりますので、詳しくはHPもしくは直接お電話にてご相談ください。

     

     

    ちなみに

    2019年2月13日(水)午後7時30分~
    再放送 2019年2月16日(土)午前0時25分~

    は NHK「ためしてガッテン」 「肩こり」特集 

    “新原因”発見! 衝撃の肩・首のこり改善SP(仮)

    で 鍼灸 が取り上げられます。

     

    東京大学の鍼灸部門の粕谷先生が出ますので、ぜひ興味のある方はご覧ください。

     

     

    ※当院は完全予約制ですので、予めご連絡ください。よろしくお願いします。

  • 受領委任制度が始まりました(1月1日より)・1月4日のあさイチ(NHK)

    目黒区都立大学駅から徒歩2分にある鍼灸院Lucidusです。

     

     

    平成31年(2019年)1月1日より制度が変わり、健康保険による鍼灸治療の窓口負担が3割負担となります。

    ※一部組合(保険者)によっては償還払いのケースもあります。

    厚生労働省のHPはこちら

     

     

    ・今までと何が違うのか。

    今まで健康保険による鍼灸治療であっても窓口負担が10割でした。

    被保険者(患者さん)が保険者(市区町村・健康保険組合など)に申請して結果的に3割負担になるという形でした。

    (その手続きが煩雑なので、鍼灸院が患者さんに代わり行っていたところもあります。)

     

    それが制度化され、窓口負担が3割でいいですよ。と厚生労働省が定めたことになります。

     

     

    ・健康保険を導入しない鍼灸院も多いです。

    様々な手続きがあり、煩雑な為、健康保険を導入しない鍼灸院が多いのは事実です。

    しかしながら、患者さんにとっては健康保険を使用することは当然の権利であり、

    経済的なメリットが多分にある為、多少煩雑だろうとその労を厭わず、当院では所定の手続きに従い導入しています。

     

     

    ご希望の方は、遠慮なくご相談ください。

     

     

    1月4日(金)

    あさイチで鍼灸が取り上げられます。

    テーマは「東洋医学で1年を元気に」

    東洋医学、鍼灸に興味をもっていただける、そんな内容である事を願っています。

    あさイチのHPはこちら

  • 【 謹賀新年 】平成31年・2019年

    ~ 謹賀新年 ~

     

    明けましておめでとうございます。

     

    昨年は皆様の格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。

     

    本年も皆様のご健康の一助となれるよう、誠心誠意施術・治療をする所存でございますので、

    何卒昨年同様のご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。

     

    皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします。

     

    本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

     

     

    平成31年(2019年)元旦

     

    鍼灸院Lucidus

    院長 山内清敬

  • 目黒シティラン(2018.11.25)

    20181125第3回目黒シティラン

    【 目黒シティランのケアスタッフとして参加しました 】

     

    第三回 目黒シティラン(2018.11.25)に参加してきました。

    参加した方々へのケア(目黒区鍼灸師会主催)活動です。

     

     

    目黒シティランはこちら

     

     

     

    開業当初より興味のある活動でしたので、参加できたことや実際にランナーに行ないビックリ・喜んでいただけたようで、非常にやりがいのある活動でした。

     

     

    ちなみにこのシティラン、中目黒駅の目黒区総合庁舎を起点に、駒沢通り、目黒通り、自由通り、山手通りなどの主要幹線道路を止めての大都会でのシティランです。

     

     

    凄いランナーだけが参加できるものではなく、小中学生や親子といった初心者でも参加できる、贅沢かつアットホームな大会です。

     

     

     

     

    では我々、鍼灸師がどのようなことを行うったのかというと、

     

    ラン前には「バランスはり®」(商標登録しているようです。)を行い、

    1つか2つのツボでランナーの体軸(バランス)を整え、

     

    ラン後は、ランナーの様々な痛みに対してケアを行いました。

     

     

     

    バランスはり®、私も実際に受けるまでどのようなものか分からなかったのですが、

     

    実際に事前説明会や研究会などで練習をすると、

     

    1カ所か2か所、円皮鍼(パイオネックス®)を貼るだけで、軸(バランス)が取りやすくなります。

     

    そんなバカな。と最初は思っていましたが、結構実感できるぐらい変わり驚きました。

     

     

     

    それをラン前の30分ほどで150名前後に行ないました。(本当に人手が足りないほどの大盛況)

     

     

     

    ラン後は走った後のランナーのケアです。

     

    ラン後は太ももの痛みや膝痛が多かったように感じました。(全体の集計はまだ出てません)

     

    鍼灸の凄い点は「膝痛」なのに「膝にしない」、にもかかわらず効果が実感できる事。

    (膝にしても勿論効果あります。ただもっと効果を実感できるところも沢山あります)

     

     

     

    鍼初めて!という方がほとんどでしたが、皆さんビックリ・効果を感じていました。

     

     

     

    あとは、

    ・「はり」って痛いイメージがあったけど、全然痛くない。

    ・はりって凄いんですね!

    という、よくある意見もいただきました。

     

    まだまだ世間の方々には知られていないんだと実感もしました。

     

    そんな中で、沢山の方々に喜んでいただけて、やりがいがありました。

     

     

     

    我々の仕事は地域の方々の理解あってのもの。

     

    今後も地域の方々に愛されるよう、こういう草の根的に鍼灸を広める啓蒙活動を続けていこうと思います。

     

     

    20181125第3回目黒シティラン

    2018.11.25. 第3回 目黒シティラン

     

     

    p.s.

    巨人軍の原辰徳監督も参加されていて、実際に拝見できたこともイチ野球ファンとして参加して良かったです!

    原監督にあやかって「グーパンチ」をしていますが、どうみても猫パンチになっている(笑)

     

    #目黒シティーラン #生の原辰徳監督にも会えました #バランスはり #目黒区鍼灸師会 #お疲れ様でした #はりきゅう #東京都鍼灸師会

  • 秋の食養生法

    朝晩と段々と寒くなり、冬の様相を呈してきていますね。

    秋の過ごし方次第では、冬の体調にもかかわってきますので、ぜひ今のうちから「養生」しましょう!

    養生というのは、日常生活に留意して健康を増進すること・人間の身体の調子を整えること。延いては病気の回復につとめることです。

     

     

    養生には「食事」「運動(体操)」「睡眠」などいろいろなやり方がありますが、やっぱり美味しいものを食べて健康につなげたいですよね。

    それに日本には「医食同源」という言葉も古来よりありますので、食事の大切さはよくご存じのことと思います。

     

     

    ・秋の特徴

    秋という季節は、言葉で表すと「昼夜の温度差の拡大」「寒くなってくる」「乾燥する」ことなどが特徴として挙げられます。

    また、喘息など呼吸器系症状も悪化しやすいのも秋の特徴です。

     

     

    <東洋医学>では

    肺が皮膚や毛と関連し、

    肺と大腸は表裏の関係にあります。

     

    空気中の湿度が少なくなると、口・唇・鼻・のどが乾燥し、便もは渇いて硬くなり、皮膚も乾燥して割れてきます。

    また、肺が乾燥の邪気(燥邪)を受けると、軽度の場合は咳が出たり、さらさらした痰が出たり、粘ちょう性の痰が出たりします。

     

     

     

    そのため、秋(秋の食事)には

    特に

    〇「滋陰潤燥

    〇「辛い食事は少しだけ

    〇「瓜類の食事も少しだけ

    がそれぞれ大切になってきます。

    何となく「乾燥させないでしっかりと湿潤させましょう。」とイメージできると良いです。

    秋にしっかり対応して、冬に備えましょう。

     

     

     

    滋陰潤燥の食事

    <飲膳正要※2>には「秋食麻以潤其燥」※1と書かれています。

    「秋にはゴマを食べて、乾燥に対して潤い与えましょう。」と書かれています。

     

    ※1麻は胡麻(ゴマ)のこと。ゴマには潤いを与える作用があると考えられています。

    ※2飲膳正要:家庭百科全書ともいうべきもので,食物関係記事は一部にすぎないが,記述は具体的で《斉民要術》とともに研究者必見の書。

    日本,朝鮮の食物に与えた影響はひじょうに大きく,江戸時代に和刻本がある。

    《飲膳正要(いんぜんせいよう)》(1330)は,元の文宗に飲膳大医として仕えていた忽思慧が進奉した食養生書で,西域,モンゴル臭の強い名詞があり難解であるが,挿絵の多い便利な本。

     

     

    秋の食養生にはゴマだけでなく、

    飲み物: 水(冷たい水) ・ 淡いお茶(濃くないお茶) ・ 豆乳 ・ 牛乳

    食事:  きくらげ  ゆり  はちみつ  梨  柿  レンコン  チンゲン菜やホウレンソウなどの菜っ葉類  ブドウ  ゴマ

    などが「潤肺清燥養陰」:「乾燥に対して肺に潤いを与え、陰を養う。」つまりは< 潤いを与える >と書かれています。

     

    逆に乾燥した食べ物は避けた方が良いと書いてあります。

    ・炒め物・揚げ物・焼き物

    ・人参・鹿の角など

    は熱性の食べ物なので、肺や胃に熱を与え、陰血を消耗し、喉の痛み口の乾燥など、熱や乾燥の病になりやすくなると記載されています。

     

     

     

     

    〇辛い食べ物は少なくし、酸っぱいものを増やしましょう

    辛い食事をとりすぎると、唇の乾燥口渇喉の痛みなどになりやすくなります。

    レモンなど酸っぱいものを想像すると、唾液が出てきますよね。その理論です。潤いを与える、ということです。

    昔からの本(古典)には、

    ・ネギ ・ ニンニク ・ 生姜 ・ 胡椒 ・ なす などは、少なめにして(食べてはいけないということではありません。)

    ・果物 ・ ブドウ ・ リンゴ ・ ザクロ ・ レモン ・ 柚子 ・ サンザシ ・ スターフルーツ などのような酸味のあるものを食べると良いと記載されています。

    (果物は、旬の食べ物ですよね)

    ※勿論、糖尿病の方などは血糖値などご注意ください。

     

     

     

    瓜類は少なめに

    立秋後、キュウリやスイカなどの瓜類は脾胃の陽気を損傷させるので、少なめにしましょう。

     

     

     

    朝食にお粥を取るといい

    おかゆには、脾胃(腸全般)を補い、整える。肺に潤いを与える。などの効能があります。

    おかゆに梨・大根・ゴマ・菊花などの(漢方の)薬にもなる食材と一緒に食事をするとより効果的。

     

     

     

    〇最後に

    夏の暑さにより、身体が消耗するぐらい疲労・虚弱になっていた場合、補いながら潤いを与えることが大切です。

    胃腸の充実を図りましょう。

     

    私も運動したり食事に気を付けたりして健康な状態で治療に臨みたいと思っています。

    健康であれば、やれることってたくさんありますものね。

     

     

     

     

    <参考文献>

    養生食療寶典 陽維傑

    飲膳正要 忽思慧

    法天生意

  • 健康保険による鍼灸治療を受けられるようになりました。

    東京都目黒区都立大学駅から徒歩2分のところにある鍼灸院Lucidusです。

     

    当院では来院された患者さんに「来院して良かった。」「ここなら自分の身体の健康を任せたい。」と心から思って頂きたいので、日々患者さんにとってより良いものを提供するようアップデートする努力をしています。

     

    その一つとして、最近はご来院されている方向けに、< 健康保険による鍼灸治療 >の提供を開始してます。

     

    そもそも健康保険で鍼灸治療ができるのをご存知ですか?

     

    当院では今年から近医の医療機関(クリニック・医院)と連携し、健康保険による鍼灸治療が受けられるようになりました。

     

    ※厚生労働省の定めた疾患のみ保険適応可。医師の同意書が必要です。

    1.腰痛症

    2.頚腕症候群

    3.五十肩

    4.頚椎捻挫後遺症

    5.神経痛

    6.リウマチ

    7.変形性膝関節症

    が健康保険の適応となります。

    以上の疾患でお悩みの方は、お手持ちの健康保険証をご持参ください。

    当院で、問診・検査を行ったうえで、以上の疾患の可能性があれば、医院・クリニック等への紹介状・同意書をお渡しいたします。

     

    ぜひ、ご利用ください。

     

    まだまだ当院ではネット上には公開していない来院してくださった患者さんの為だけの施策をしております。

    ぜひご来院ください。

     

    ご不明点などありましたら、お気軽にお電話でお問い合わせください。

     

    鍼灸院Lucidus 院長 山内

  • 鍼灸の歴史1 ー発祥ー

    医心方 -日本に現存する最古の医学書- 東京国立博物館所蔵

    医心方 -日本に現存する最古の医学書- 東京国立博物館所蔵

     

     

     

     

    暑い日や涼しい日や湿気の多い日など目まぐるしく天候が変わりますが、お身体はいかがでしょうか?

    季節の変わり目や天候不順な日は様々な身体の諸症状が出てきます。

    お早めの対処をお勧めします。

     

     

    さて、今回は、鍼灸の歴史を少しご紹介しようと思います。

    と言いますのも、鍼灸を勉強する方は、最新の現代医学だけでなく、漢方薬や古典医書から勉強する方も多くいます。

     

     

    ちなみに鍼灸は、現在の括りでは、(WHOでは医学に認定していますが)代替医療に入ります。

    その代替医療の括りの中では、エビデンスが増えつつあり、西洋医学的に質の高い研究・医学的根拠は確実に増えています。(研究に関しては日本だけでなく、アメリカを筆頭に、ドイツ・カナダ・スウェーデン・フランスなどの西洋諸国や、中国・韓国・インドなどのアジア諸国からの研究もかなり盛んです。)

    もちろん、人間の人体を使った研究・実験では、倫理的な問題をクリアしない限り、実行できません。

    特に最近は厳格に管理されているため、やりたい研究ができるとはかぎりません。

     

     

    そのため、過去の先人たちの文献・書物から多くのことを学ぼうとする方々は非常に多くいます。私も読みます。

    ただそういった書物は再現性の問題や眉唾物の記載もあったりしますので、全てを盲目的に受け入れるわけではありませんが、読み込んでいくと治療のヒントを得ることはよくあります。

     

     

    では、先人の書物って一体どこら辺から読むの?

    と質問されそうですが、古くは黄帝内経(素問・霊枢)や傷寒論・金匱要略といった数千年前に書かれた本も無視できません。

     

     

    こういうことを記載すると、「嘘くさい・あやしいもの」などと思われるかもしれませんが、治療理論だけではなく、人間や自然の神羅万象を説いている項目もあり、現代にも通じることが多々あります。

     

     

    そういったことを本当はお伝えしたいのですが、文字に起こすと膨大な量になる為、今回は、鍼灸がいつ起こったのか、伝わったのか、歴史を紐解いてご紹介しようと思います。

     

     

    〇発祥

    鍼灸の発祥は、下記の遺跡にあった書物等から春秋戦国時代の中国とも言われていますが、はっきりとはわかっていません。

    馬王堆漢墓医書(まおうたいかんぼいしょ)

    紀元前二世紀の墓。三つの墓の集合体。

    一号墓からは、水に浸かった五十歳ぐらいの婦人の遺体が出土。みずみずしく弾力性のある屍体は当時ビッグニュースとして世界を驚かせる。また手には漢方薬を握っており、病理解剖によってさまざまな既病歴が知られた。

    三号墓から出土した男子は医療に関心が深かったらしく、ここからは大量の古代医学書が出土。

    中国四大発明の一つ、「紙の発明」は紀元後(後漢)であるため、この時は紙はなく、絹に墨で記されていた。

    ここから出土(2200年程前)した医書は現物する中国最古の医書と言われている。

    ちなみに、絹織物の歴史は紙よりもはるかに古く、3000年前の殷代からと言われている。

    古代、上等の書物は絹織物に墨で記され、絹は帛(はく)ともいい、絹に書かれた書物を帛書と称する。

     

     

    〇その後、世界中に広まる

    東は、朝鮮半島を経て日本へ。

    西は、シルクロードを経て、フランス・ドイツまで広まります。

     

     

    意外と文字が多くなってしまいました。

    次回は、日本への伝来や日本での鍼灸の広がりをご紹介しようと思います。

     

     

     

    参考資料:

    鍼灸の歴史、大修館書店、小曽戸洋・天野陽介

    Wikipedia 「鍼灸」

    Wikipedia 「馬王堆漢墓」

     

     

  • 患者会 @千葉大学

    こんにちは

    東京都目黒区都立大学駅から徒歩2分にある

    鍼灸院Lucidus[ルーシダス]の院長山内です。

     

    先日行なわれました患者会(@千葉大学にて)のご報告です。

    東京からは遠いので、一部の患者さんからは「聞きたかった。その風景だけでも見たい。」というご意見がありましたので簡単にご紹介します。

     

     

     

     

    漢方薬については並木先生の講演、鍼灸については私がご紹介させていただきました。

     

     

    講演の中身については、鍼灸の歴史から、海外での鍼灸、そして最近の鍼灸の論文(科学的な手法を用いて)などをご紹介しました。

     

     

    少し難しい内容だったので、来てくださった方からの質問はあっても1・2ぐらいだと思ったのですが、意外と質問が多く、盛り上がった夏らしい患者会になったのではないでしょうか(^^♪

     

     

    患者さんは漢方薬だけ興味があるのかと思いきや、意外と鍼灸についての質問が多く、鍼灸の科学的な側面の情報を求めていることがわかりました。

     

     

    今後もこのような情報をお伝えしていこうと思います。また今回はこの重要性を再認識するいい機会となり、このような機会を与えてくださった方々や裏方の方々には感謝しかないです。

     

     

    もし詳細を聞きたい場合は、当院でお尋ねください。

     

     

    漢方の並木先生の講演は、大変面白く、音楽グループの「ケツメイシ」の名前が生薬の「決明子」から来ているという蘊蓄話などもあり、詳しくここでご紹介できないのが悔やまれますが、夏バテの漢方薬についてだったりとこちらもホット(Hot)な情報が満載でした。

     

     

    最近はブログ更新が出来ていませんでしたが、暑さで倒れていませんので、ご安心ください。

    のんびりとたまに更新していこうと思います。

     

     

    鍼灸院Lucidus

    院長 山内清敬

  • 顔面神経麻痺

    こんにちは

    東京都目黒区都立大学駅から徒歩2分にある

    鍼灸院Lucidus[ルーシダス]の院長山内です。

     

    顔面神経麻痺についてのお問い合わせがありました。

    顔面神経麻痺は昔から鍼灸の適応で、様々な報告があります。

     

    多くの患者さんは、「鍼灸は効くのか効かないのか」、患者さんはそれだけが知りたいのでしょうけれども、

    顔面神経麻痺という言葉は非常に大きな言葉なので、それだけの情報では何とも答えられないのが実情です。

     

    その上で、患者さんにも理解してほしい情報がありますので、記載することにしました。

     

    当記事では、

    ・顔面神経について

    ・顔面神経麻痺について

    ・発症機序

    ・検査

    ・経過

    の各項目を記載しています。

     

     

    <顔面神経について>

    顔面神経=第Ⅶ脳神経(中枢神経)です。

    〇特徴

    ・表情筋を動かす運動神経が有名ですが、それ以外にも分泌副交感神経や味覚神経により構成されます。

    →つまり顔面神経障害では運動障害以外に多彩な障害が見られることがあります。

     

     

    <顔面神経麻痺について>

    ・Bell麻痺

    ・Hunt症候群(ラムゼイハント症候群)

    この2つが臨床的に頻度が高く、全体の約70%を占めます。

    以下はこの2つの例について述べていきます。

    中には、中枢性の疾患である、脳出血・くも膜下出血・脳梗塞などでも顔面神経麻痺を起こすこともありますので、顔面神経麻痺を起こしたらすぐに病院を受診してください。

    後ほど述べますが、抗ウィルス薬も発症すぐでないと効果を発揮しないこともありますので。

    鍼灸も発症後1週間~2週間経てば行うことが可能です。こちらも早期に行うと良い効果を示すことが多いです。

     

     

    Bell麻痺

    ・人口10万人当たりの年間の発症例:15-30例 欧米・日本で著明な差はない。

    ・男女比:ほぼ1:1 性差はない

    ・患者数は30歳代が最も多いが、発症頻度は50歳代が高いとの報告があります。

    ・妊娠(特に妊娠後期)の女性はBell麻痺が発症しやすい。

    ・季節差はない

     

    Hunt症候群

    ・人口10万人当たりの年間発症例:2-3名

    ・20歳代と50歳代に発症頻度が高いとの指摘があります。

    ・小児においては、男児<女児に発症頻度が高い。

    ・5月と8月が少なく、3月と4月、6月と7月に発症例が増加すると報告されています。

     

     

    <発症機序>

    ・両者ともに膝神経節で再活性化したウィルスの関与が考えられています。

    ・Bell麻痺は、HSV-1( Herpes simple virus: 単純ヘルペスウィルス)が大多数。10%~20%はVZVによるものと考えられています。

    ・Hunt症候群はVZV(Varicella Zoster Virus:水痘・帯状疱疹ウィルス)

     

    このようなウィルスを原因としたウィルス神経炎により、神経管内で顔面神経が腫脹することで神経が圧迫・絞扼され、顔面神経の虚血を進め浮腫を増悪させ、神経の腫脹が更に進行するという悪循環により、顔面神経の障害が進行して麻痺が生じ、さらには変性するものと推察されています。

     

    通常、浮腫が下肢などで起こった場合は、細胞組織に吸収されたりして逃げる場所がある(浮腫む)のですが、顔面神経は中枢神経であるために頭蓋骨を通ります。骨は膨らんだり縮んだりしないために、神経に浮腫が起こると、その浮腫の逃げ場がなく、結果的に自分の神経を圧迫させるということです。

     

     

    <検査>

    ・ENoG

    顔面部の筋電図検査ですが、大きな病院でできます。

    (ちなみに顔面神経麻痺は耳鼻科・耳鼻咽喉科にかかられることをお勧めします。)

    このENoGは、顔面部の筋電図で左右差(比)をみているのですが、

    それを発症2週間以内に行い、その数値である程度の予後がわかります。

     

    ENoG値<10%は重症例で、(神経の)再生線維が表情筋に到達する3-4か月以降に回復が始まると同時に、病的共同運動や顔面拘縮など機能異常あるいは後遺症も出現すると言われています。

     

     

    <経過>

    Bell麻痺は良好で、自然治癒率は70~80%。

    Hunt症候群で自然治癒割合は約30%~40%と報告されBell麻痺と比べて予後不良であり、また程度によっても予後は変化します。
    完全麻痺例では自然治癒はわずか約10%。不全麻痺の自然治癒率は66%。

     

    また年齢も予後に関連する一因。

    例えば40歳代以下の症例は50歳代以上の症例に比べ、有意に予後が良好。

    さらに、小児におけるBell麻痺症例では90%が完全に自然治癒し、成人に比べて予後が良好であると報告されています。

    一方Hunt症候群においては、小児での発症頻度は低く、その予後や治療成績に関する報告は少ないと報告されています。

     

     

    基本的にまずは発症から3か月、それが一つの治療戦略になります。

    もちろん、重症例では更に長期を見据えた治療戦略になります。

     

    鍼灸も中には発症後半年、1年を過ぎて来院される方もいらっしゃいますが、発症後すぐに行った方がより効果が高い傾向があります。

    発症してから1週間~2週間経ってから行うのが良いと言われています。

     

     

     

    まずはここまで記載しておきます。

    次回は具体的にどのような治療が良いのか

    「マッサージ」or「表情筋運動」?

    をお伝えしようと思います。

     

     

     

    <参考文献>

    ・顔面神経麻痺診療の手引き 金原出版 日本顔面神経研究会

     

  • 【 3年目へ 】

    はり治療

    目黒区都立大学駅から徒歩2分にある

    鍼灸院Lucidus[ルーシダス]の山内です。

     

    鍼灸院のデスクからお届けしています。

     

    私山内は、当院を開く傍ら、毎週木曜日は千葉大学の附属病院で鍼灸治療をしています。

    (最近は水曜日も千葉へ行っております。)

    木曜は附属病院の鍼灸外来以外にも非常勤講師として、医学部の学生さんに対して鍼灸実習の講義を担当させていただき、

    また勉強会にも末席ながら参加させていただいております。

     

    木曜日は電話に全く出ない。なんていうご意見もいただいたこともあり、患者さまにはご迷惑をおかけしましたが、

    木曜日は上記の通り、朝から分単位で動いており、昼食を夕方に摂るなんてことは珍しくありません。

    朝は始発、帰宅は夜10時を越えることは普通になってきました。(翌日へのダメージは多少ありますが、まだまだ頑張れます!)

    日曜日も研修や勉強会のために、お問い合わせのご返事が翌日になってしまうことがあります。

     

    できる限りお問い合わせには、その日のうちにご返事しようと心がけしているのですが、

    上記の通り、休診日のお問い合わせに対するご返事は翌日以降になってしまう事が多々あります。

    大変恐縮ではございますが、予めご了承くださいませ。

     

     

     

     

    さて、本日はいつもと趣向を変え、なぜ私が自身の鍼灸院を閉じてまで大学での診療や講義をしているのかを、

    簡単にお伝えしようと思います。

     

    当院でずっと治療していても良いのですが、何せ一人、一人でいる時、たまに閉塞感が漂うことがあります。

     

    尊敬できる方々と会い、友と話し、互いに勉強し、日進月歩している医療に触れることで、

    一日を潰してでも「今日来た患者さんを一歩でも良くしたい。」「明日の治療を今日よりも1㎜でも良くしたい。」という私の鍼灸治療や医療へのモチベーションを高く保ってくれます。

     

     

    また医学部の学生さんに鍼灸実習の講義をすると、純粋に「鍼灸って、すげー」って反応があります。

    皆さん知らないだけで、薬を使わないでここまでできる。ということをお伝えしたり、実感されると、驚かれます。

    学生さんが医師免許を取得され将来どこまで鍼灸への興味を持ち続けるかは不明ですが、

    おこがましいかもしれませんが、こんな私でも、少しでも医療や鍼灸業界にとって役立てられたらと、勝手に思っています。

     

     

    ここでしか得られない活きた経験、本では学べない知識を直に触れられる、

    それが出来るため、一日を潰してでも朝から千葉へ行っております。

     

     

    またその経験や知識を当院の患者さんへ還元できる時が、私の喜びでもあります。

     

     

     

    幸いなことに当院は、3年目に突入しました。

    当初は、このままやっていけるのかな?お客さん来るのかな?続けられるかな?

    と不安な日々を送っていました。

     

     

    こうして3年目へ突入ることができたのも、ひとえに地域の皆様に支えられてのことと本当に感謝しております。

     

    中には新幹線を使って、遠方からいらっしゃった方もいました。

    交通費や時間を考えると、できれば地元の先生方に診てもらった方がいいのでは?とお問い合わせの際にお伝えしても、

    先生でお願いします。なんてこともありました。

     

    また、以前働いていた船でのお客さんである、スペインの方が私を頼って来院されたり、

    英語が使えるからと聞きつけて、アメリカの方、ドイツの方、オーストラリアの方がいらっしゃったこともあります。

    紆余曲折して現在があるのですが、どれも無駄な経験はなかったと思う日々です。

     

     

     

    本当に皆様に支えられて今があると実感しています。

    皆様のよりよい生活へ少しでもお手伝いできますよう、今後も一生懸命勉強し、施術し、努力して参ります!

    まだまだ未熟なことが多い私ではございますが、どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。

     

     

    鍼灸院Lucidus

    院長 山内清敬